茶筅の寿命の見分け方!茶筅は再利用もできます【質問回答】
こんにちは、Kieです!
質問箱に下記のご質問がありました。
今回はこちらのご質問に回答していきたいと思います。
もくじ
茶筅とは?
まず第一に、茶筅とは…
このお道具の名称です。
見たことある~!という方も多いのではないでしょうか。
お抹茶を点てるのに使う、竹で作られたお道具です。
茶筅は、茶道に欠かせないものであるとともに消耗品です。
茶筅の寿命っていつ?
茶筅の取り換えどき…それは
穂先が1本でも折れたら!!!!!!
です。
じゃあ何回使ったら折れるの?って思われるかもしれません。
ですが使い方や保管状況によって変わりますので、一概にはお答えできません…
またお茶会など、お客様をおもてなしする場合は穂先が折れていなくても、新品に取り換えることがあります。
茶筅を長持ちさせるために
消耗品とはいえできるだけ長く使いたいですよね。
茶筅をそんなに使ってないのに折れてしまう、という方は下記のポイントを意識してみてください。
茶筅を使う前 | 必ず濡らしてから使う |
お茶を点てるとき | お湯を入れたら、茶筅の先を軽くお茶碗の底に当て、2~3回振る。 お茶とお湯が混ざり合ったら茶筅を少し浮かせ、大きく振る。 茶筅がお茶碗の底に当たっている時間を最小限に。 |
茶筅を使った後 | お湯で十分にすすぎ、カビができないよう十分にかわかす。 くせ直しに入れて乾かすことで型崩れを予防。 |
茶筅は再利用ができます!
茶筅が長持ちするように意識してもいつかは折れてしまう…
よし、捨てよう!
の前に、茶筅をもう少し有効活用しませんか?
例えば…
【茶筅の再利用1】ミルク用茶筅にする
茶筅としてまだ使えそうなら、抹茶オレ用のミルク用におろしませんか?
お碗に牛乳を入れ電子レンジで温め、古くなった茶筅で泡立てます。
濃い目に点てたお抹茶と1:1で割れば抹茶オレの完成です♪
ミルク用と抹茶用の茶筅は必ず分けるようにしましょう。
同じ方法でカフェオレも作れますね(*^^*)
その他の方法としては
- ゆずの果皮をおろし、茶筅で払うようにお料理に散らす
なども有名です。
【茶筅の再利用2】穂を一本ずつ使う
写真のように、穂先を根元から手で引き抜きましょう。
穂先を一本にしたら、抹茶を掃くのに使うことができます。
【茶筅の再利用3】穂を半分にカットしてささらにする
わたしの師匠直伝の再利用方法です。
最後の最後はささらにしてたわしのように掃除道具にしちゃいましょう。
茶筅をキッチンバサミで縦にカットすることで、さらに使い勝手の良い掃除道具になります。
カットする際は、竹くずが飛び散りやすいので注意してください。
普段掃除できない細かいところを綺麗にしたあと、処分しましょう。
お道具はいつか寿命が来るもの。
そんななかでも知恵をしぼり、最後の最後まで使うのはとても大切なことです。
使い古した茶筅の供養
質問者様もおっしゃるとおり、茶道の世界では「茶筅供養」が行われます。※流派によります
使い古した茶筅に感謝し、炊き上げて供養するのです。
一年に一回ほど、神社等で行われています。
でも自宅では、茶筅を炊き上げることはなかなか難しいですよね。
どうしてもという場合は、半紙などにくるみ、感謝してから処分されるといいのではないでしょうか。
いかがでしたか?
今回はご質問いただいた「茶筅」について詳しく解説させていただきました。
茶筅について深く考えるきっかけになり、ご質問いただけて心から嬉しかったです。
ありがとうございました♪
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