茶道の失敗はみんないろいろ経験してるって話
茶道を習っていると数え切れないほどの失敗を経験します。
先日、こんなツイートをしました。
ほかのツイートよりも多くのいいねをいただき、共感の声やみなさんの失敗例のリプライもたくさんいただきました。
失敗しない人はいない
茶道のお稽古をすると、
自分のお点前をじっと見つめられたり、何か動作をするたびに注意されたり…と緊張することが多々あります。
特に初心者のうちは、うわ~!?って思うような失敗を何度も経験します。特に
- 物を落とす系
- 水やお茶をこぼす系
- 忘れ物系
は、よく見かけます。
もちろんわたしもひととおり経験しています(^^;
茶道の厳かなイメージからかけ離れた失敗例ですが、これらは全員が必ず経験しているのです。
「失敗しない人はいない」と頭ではわかっていても、やっぱり怖いですよね。
少なくとも「茶道での失敗」は必ずと言っていいほど、すでに先輩方が経験されています。
なので、あなたの失敗を見た師匠も周りの方も、全く驚かないし引くこともないのです。
人の失敗に寛容になれる
茶道でのほかの人の失敗は、お稽古を続ければ続けるほど目にします。
珍しい光景ではなくなるのです。
自分の失敗、他人の失敗、これらを何度も経験することで、人の失敗に寛容になれます。
そこには年齢も茶道歴も立場も関係ないのです。
所作を変えられる
ものを落とすから、次同じものを持つときに改めて気を付けられます。
逆にものを落としたことがなければ、持ち方や扱い方を意識することはないのです。
失敗すればするほど、言葉にできないほどの細かい所作や指先の感覚を変えられます。
失敗を経験していない人が人前でお点前をすることは、本当にこわいこと。
そう思うと失敗は、深く学ぶために不可欠なものだとわかりますね。
所作を覚えられる
たとえば、水指の蓋を決められたタイミングであけ忘れたとします。
すると、必ずあとで手順のつじつまが合わなくなります。
お水をすくおうとすると、
「あ!水指の蓋があいてない!」と気づくのです。
そこで「あのときに蓋をあけなかったから…」と思えたら、またひとつ成長できます。
たとえ、一度で覚えられなくても「また水指の蓋あいてない…」と気づくことで、いつか忘れなくなるのです。
水指の蓋を開けるタイミングはお点前の種類によってバラバラなので、わたしも2年ほど前までしょっちゅう忘れてました(^^;
まとめ
何度も失敗して茶道を学びましょう
茶道での失敗は大小さまざま。
たとえ一回で改善できなくても大丈夫。
そのためのお稽古ですから、何度でも失敗しましょう。
おまけ:わたしの失敗例(ほんの一例)
- 足がしびれてよろける
- 自分で自分の着物の裾を踏む
- 言わなくていいことを言う
- 声が裏返る
- 粉のお茶を自分の指に盛大にかける
- お湯をすくうときに「ごぼぼぼぼ」って音をたてる
- おしゃべりに夢中で手が止まる
- お菓子を食べるときにぼりぼり音をたてる
- お道具とお道具が当たってしまって「こーーーーん」と音を響かせる(片方が金属製でした涙)
また思い出したら追記します(^^;
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