子供が茶道を習うなら何歳から?9歳から習うわたしの経験談も!
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こんにちは、Kieです!
今回は「子供が茶道を習いたがってる、子供に習わせたい!」といった親御さんに向けに、
9歳で茶道を習い始めたわたしが伝えたいことをまとめました。
もくじ
【子供が茶道を習う】大人と同じように、は無理があるかも…
茶道は基本的に年齢、性別、利き手、国籍を問わずにみんな同じことをしなければなりません。
そして、茶道は決して「子供用」ではないと考えます。
大人とほぼ同じ稽古ができる年齢は?
わたしの教室では、「年齢制限なし、子供もほぼ大人と同じ稽古内容」というスタイルです。(今のところ)
※子供向けの稽古内容を工夫されている稽古場もあります(後述)
ここで幼いころから習っている人の例は
- 9歳から習い始めたわたし(24歳)
- 8歳から習い始めた現在22歳の女の子
- 8歳から習い始めた男子高校生
- 9歳から最近習い始めた初心者の女の子
です。
共通点として、「9歳前後から習い始めている」という点があります。
【茶道教室】6歳の子が見学に来られたとき
以前、6歳の女の子が親御さんと一緒に見学に来られました。
その子の様子を見ていると、「稽古中の態度や正座をすることには問題なさそうだけど、小さな身体では大人と同じ稽古内容には無理がある」と感じました。
というのも、茶道は
- 畳半畳を2歩で歩く(流派によって違いあり)
- 大きなお茶碗でも片手で持つことが多い
- 重たい物を持ち上げる
といった所作がいくつも存在します。
それらを7歳以下の子供が大人と同じようにこなすのは、難しいのではないかと感じました。
単純に身体や手が小さく力も弱いからです。
親御さんの気持ちを考慮して
また、大人が多い教室では先生の高価なお道具を使用することもあります。
大人ですら慣れない所作や動きで不安定な扱いになってしまうこともあり、親御さんの立場では気が気ではないと思います。
茶道に失敗はつきものだけど、せめてお道具は安定して持ってほしい…
そんな親御さんの気持ちを考えると、「あまりに幼いころから大人と全く同じ内容でお稽古をするのは、厳しいかもしれない」と伝えたいです。
子供向けに工夫された稽古内容
ですが、先生は茶道のプロフェッショナル。
身体の小さいお子様がお稽古に来られるとなったら、ありとあらゆる工夫をされます。
【子供が茶道をするための工夫1】お道具を全体的に小ぶりにする
茶道具にはたくさんの種類があり、大きさもさまざま。
そして茶道の師匠は、お道具を豊富にお持ちです。
子どもに合わせたサイズのものを用意するのは難しくありません。
写真のように、ひとまわり小さなお道具を用意することで、「上から持つ、片手で持つ」といった所作を行いやすくします。
【子供が茶道をするための工夫2】お道具が定位置にある状態でお点前を始める
お点前は基本的に「お道具を運び出す」ところから始まります。
片手で大きなお茶碗を持ったり、大きな歩幅で歩いたり… 一番ひやひやする場面かと思います。
慣れるまでは、「お道具を運び出す」所作を省いて、写真のようにあらかじめ定位置に置いてある状態で始めることもできます。
先生は決してお子様に無理をさせるようなことはなさらないので、そこは安心していただきたいです。
またそれと同時に、「できないことは『できません』と先生に言うこと」をお子様にお伝えすればよいと思います。
【子供が茶道をするための工夫3】繰り返し同じ所作を練習する
茶道を習い始めていきなりお点前を1から10まですることは、大人ですら難しいこと。
最初は「割稽古」といって、所作をひとつひとつ繰り返し練習することが多いです。
割稽古によって所作に少しずつ慣れてきたところで、お点前の練習に進むことでしょう。
割稽古の様子を見て、先生もその子に合わせた稽古内容を考えてくれると思います。
【子供が茶道をするための工夫4】手軽な稽古用道具を使ってもらう
茶道具は値段が高いイメージもあると思いますが、正直に言うと「ものによる」んです。
いわゆる「お稽古用道具」でしたら、わたしでも購入できる価格で用意されています。
習い始めたばかりのお子様に使ってもらうお道具は、先生もきっと考えてくださると思います。
子供が茶道を習いたいと言ったら…
もしお子様が茶道に興味を持っていて、習いたいと思ってくれているなら、すぐに習わせてあげてほしいです…!
現代では茶道人口が減っていて、若い茶人も少なくなっています。
そんな中でも茶道に興味を持ってくれたお子様は、ありがたい存在です。
そして子供は、茶道に対するイメージがほぼ0であり、まっさらです。
所作の癖がつく前に茶道を習うことで先生の生き写しのようなお点前ができるようになるかもしれません。
稽古場を探す
稽古場の選び方として、
- 子供向け茶道教室
- 大人と同じ茶道教室
の選択肢があると思います。
できればどちらも見学、体験させてあげて、本人の意思を尊重してほしいです。
大人と同じ茶道教室へ問い合わせる場合、最初にお子様でも通えるかどうかをご確認ください。
いかがでしたか?
茶道は大人の習い事という印象があるかもしれません。
だからこそ、子供が茶道をやめたり続けられなくてもおかしくない、と良い意味で気楽な気持ちで通わせてあげてほしいです。
わたしは両親が習わせてくれたおかげで、今ではかけがえのない生きがいになりました。
茶道に興味のあるお子様が、茶道の世界にきてくれますように。
またSNSで情報提供いただいた方々、心よりありがとうございます!
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