誰も茶道をしていない家族でよかったと思う

わたしの家族、父と母と姉、あと夫も、みんな茶道をやっていません。

母はほんの少し習ってたこともあったとかなかったとか聞いたけど、たぶん「やっていない」と言っていいと思う。笑

そして「家族全員茶道をしていなくてよかった」と思っていて。

とは言いつつ家族で茶道をするのは素敵なこと

最初に伝えておきたいこと、それは「家族で茶道をしない方がいい」と言っているわけではありません。

わたしの家族がたまたまお茶をやっていなかったから、その良さを伝えるだけで、

親子や家族で茶道されてる人を批判しているわけではないです、念のため。

多分最後まで読んでいただけたらわかってもらえるはず…

親子で茶道をしている人を「すてきだな、羨ましいな」と思ったことももちろんありますよ~!

つらくて家族に甘えきってた頃

わたしは9歳から今もずっと同じ先生に茶道を習っています。

16歳の5月、高校2年生の最初に体調を崩しました。

命に関わる、とか大きな病気、とかじゃないけれど、「学校に毎日通う」という自分には当たり前だったことができなくなったんですね。

(こういう挫折話って自ら話せる人ばかりじゃないと思うからわたしは積極的に言う)

朝、身体を起こすのは母親に手伝ってもらってたし
学校へは7kmぐらいあったから、遅刻しようが早退しようが母親に車で送迎してもらってたし
本当にひどい時は家のトイレにもついてきてもらったり

家でのわたしのお世話も全部全部やってくれてました。

そんな生活を送ってたら、自然と母親との精神的な距離感が近くなったんです。

幸いにもわたしは母との関係は良好だったし、何より出来るだけ高校に通い続けたかったので全力で母に甘えきってただけなんですけどね。

当時は母も辛かっただろうなあ。

今思えば「見た目は何も変わらない大きな子どもが家でずっと寝てる」って相当理解がないと受け入れてもらえない気がする。

結局その高校は続けられなくて、通信制に転校しました。

ちなみにやめた高校の友達とは今でも仲良しです、みんなありがとう!!

自分が変わっても茶道は変わらなかった

少しずつ体調が良くなってきたころ、またお茶のお稽古を再開しました。

身体のしんどさはまだまだ残っていたけど、子どもの頃から習ってきたおかげでお点前の基本的なこととかはほとんど覚えてました。

わたしの人生の大半を占めてた「学校」を辞めたからって、お茶は何も変わらないんだなあって思いました。

当時、母がいないと自分は何も出来ないと思ってたけど、お茶のことだけはできたんですね。

あ、もちろん当時のお月謝は親のお金だし、何より先生のお人柄もあるので
自分ひとりの力じゃないですよ~

母は、わたしの体調に関係なくお節介なタイプなのもあって。

もしそんな母が茶道をしていたら…

「わたしの世界は母で成り立っている」と感じて自信を無くしてたと思います。

だって挫折して茶道以外すべてを失った(ように感じてた)から。

自分だけの世界

長くなったけどわたしが「家族みんな茶道をやってなくてよかった」って思う理由がこれ。

家族のだれも知らない、「自分だけの世界」があること。

おせっかいな母も
寡黙な父も
まじめで負けず嫌いな姉も
最近家族になったおちゃめな夫も

だーれも知らないお茶の世界。

わたしがやっていることを、ずっと静かに見守ってくれてありがとう。

わたしの家族はそれぞれにばらばらの得意分野があるので、「面白い家族だよね〜」と話しています。

そして姉も私も「親と同じ道に進もう!」と人生で一瞬たりとも思わなかったのも面白い。笑

両親ももちろん「親と同じ道に進め」と言わなかったので、わたしたち姉妹はまさに我が道を好きなように進む人生です。

ちなみにそんな大げさな話じゃなくても、家族が茶道をやっていないメリットはあって、

ちょっと具体例を出すとすると

着物でお稽古に行ったけど、帰ったら疲れて脱ぎ散らかしてしまった
→自分以外誰も着物を畳めない
→自分で片付けるしかない

お茶の先生に聞いてみたいことがあるけど聞きづらい
→家族に聞くにはお茶の独特な世界のことから説明しなければならない
→自分なりに言葉を選んで先生に聞いてみよう

こんな感じで自分なりにやっていくことができています。というかやっていくしかない。
着物をしわしわにするわけにはいかない…

自分で着物を片づけるのも自分で先生に聞くのも、当たり前のことなのかもしれません。

でももし茶道のベテランが家族にひとりでも居たら…

わたしは”ちょっとした困りごと”も全部全部家族に頼っていたかも。
そこの着物たたんでおいてほしい~!とか。笑

もちろん裏を返せば「茶道をやっている家族がいれば協力し合える」ということも言えますけどね!

何より親子で茶道されている方々は、「子どもは親の茶道具を使える」というめちゃくちゃ素晴らしいメリットがあったりする。笑

身近な人の影響って大きい

もしわたしの家族の誰かが茶道をしていたら…?

それはそれできっと良い影響を受けていたとは思います。

でも「家族のだれ一人として茶道をしていない」というのも、わたしにとってはありがたいことでした。

今回の記事はTwitterで後押ししてくれた人が居たこともあって、つらつらと書いてみた記事で。

前回に続いて自分の想いをつづってみました。

ここまで読んでくださった人には心から感謝です~!

家族で茶道をされてる人も、身近で誰も茶道をやってないよって人も、

これからも楽しくお茶していきましょう~~!

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