【茶筅レビュー】茶道歴15年の筆者が中国産と日本産を比べてみた!

インターネットでも購入できる茶筅。

産地によって値段の差が大きく、その違いに疑問を持たれたことはありませんか?

今回は、茶道を15年以上習ってきたわたしが、その使い心地をレビューします!

使用した茶筅の紹介

今回使用した茶筅はほんぢ園楽天市場店で買い求めました。

茶筅は作家さんにより個体差があること、使い心地は個人の使用感であること、ご了承くださいませ!

梱包から開ける様子や実際に点てるところを動画で確認したい場合はYouTubeをご覧ください◎

茶せんの表記は職人さんによって”茶筅” ”茶筌” など表記が異なりますが、
今回はより多くの方に動画を見ていただくために「茶筅」と表記しております。

また、価格については執筆&撮影時のものです。

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中国産茶筅

  • 材質:白竹
  • 寸法:約 直径5.7cm×高さ10.5cm、持ち手径:2.5cm
  • 生産地:中国
  • 箱:プラスチックケース入り

価格が1,400円(税込・送料別・購入当時価格)でリーズナブル。

あまりに安いので、使い心地が気になるところですね!

日本産茶筅

  • 材質:白竹
  • 寸法:約 直径6×高さ11cm、柄の長さ/約 4.5cm、柄の太さ/約 2.4cm
  • 生産地:日本(奈良)
  • 作家:翠華園(すいかえん)谷村弥三郎
  • 箱:化粧箱入

日本産の茶筅のほとんどが奈良県高山で作られおり、こちらの翠華園さんもそのひとつです。

今回は中国産と見分けがつくように青色を選びました。

キリっとしたブルーがおしゃれですね。

価格は4,800円(税込・送料別・購入当時価格)でした!

茶筅の見た目比較

まずは見た目の比較から。

大きさについての違いはあまりません。

太さについては、日本産の方が少し細めです。

わたしは細めの茶筅が好みなので、これは嬉しい。

外国産の茶筅は、たまにめちゃくちゃ太い時があるので要注意です。

中心部はこんな感じ。

中国産のほうは、きゅっっっと固められている印象です。

一方日本産は、手作業でとめられているのがわかります。

 

 

茶筅は個体差があるので、お好みの茶筅を探してみてくださいね!

茶筅の使い心地比較

実際に2つの茶筅を使ってみました!

2つとも新品の茶筅のため、ぬるま湯で洗ってから使います。

今回は、抹茶2gにお湯80㏄の条件で点ててみました。

中国産の茶筅、意外にも「点てづらい!」ってことはありません。

でも使い心地が少しかたい感覚があります。

一方の日本産茶筅、「点てやすい!」と使ってすぐにわかります。

穂先がしなやかに動いてくれている印象です。

振りやすさは抜群。

出来上がりを見比べてみましょう!

どちらも綺麗に点てることはできました◎

ただ、よく見ると中国産茶筅の方が泡が粗い印象で、日本産茶筅を使った方がクリーミーですね!

【まとめ】茶筅の使い分け方

では最後に、それぞれの特徴をまとめておきます。

中国産茶筅価格が安い
点てられないことはない
きめ細かい泡を点てるのは難しい
日本産茶筅価格が高い
点てやすく持ちやすい
クリーミーな泡を点てやすい
購入することで職人さんの応援になる

中国産の茶筅は価格が安いので、「とりあえずおうちで抹茶を気軽に点ててみたい!」という方におすすめです。

日本産茶筅は価格が上がるものの、やっぱり点てやすさは抜群。

中国産茶筅でうまく点てられなかった場合は、ぜひ日本産でも試してみてください。

職人さんを応援する意味も込めて、日本産の茶筅を購入するのも素敵ですね!

今回の記事が、みなさんの抹茶じかんのヒントになりますように!

 

 

 

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